2007年04月15日

第17回かすみがうらマラソン
川口運動公園陸上競技場



文はのちほど、ということで、とりあえず写真だけでも公開しておきます。
まあ、いつになるか分かりませんが、あてにしないで待っていてください。





早朝割引を利かせるために、5時すぎに自宅を出発した。
守谷SAでキャンプストーブを取り出し、ラーメンを煮る。
もち二個と茹で卵を入れる。

LSは4時半ごろに家を出てきた。
大会指定の臨時駐車場は土浦バイパス沿いのグランド。
ここからシャトルバスが出て、土浦駅に送ってくれる。

車窓から路肩を見ると、このような看板があります。
車窓から筑波山が見えます。
7ヵ月後に来るからね。
バイパスと土浦駅を結ぶ自動車専用道路を走ります。
無料です。路線バス専用ではなく、一般者も通行可です。
片側一車線の広くは無い道路ですが、たいへんに便がよい。
つくばに鉄道のないころはこの道路を経て、土浦駅〜つくば市を路線バスで結んでいたのでしょうか。
距離にすれば、北池袋〜竹橋JCより短いかもしれないぐらい。
この道路の終点は駅前立体駐車場になっています。なかなかハイテクって、研究学園都市構想の一環だと思うと納得。
「土浦高架橋」というようだ。
会場入りしてテント設営ののち、売店ブースを見て歩きます。
佐藤製薬のブースがありましたが、「サトちゃん」の女子バージョンの「サトヨちゃん」がありました。
はじめて見ました。
着替える前に、ひとの少ないうちにと、「ファイテン」のブースに行き、チタンテープを貼ってもらいます。
ワタクシは足首と大腿部に貼ってもらいましたが、LSはひざを見てもらっているようです。
先週、つまづいてころんでケガをしたところ。
一週間たちますが、まだ傷がナマナマしい。
誰も気がつかないようですが、ワタクシはすれ違ったときにわかりました。
メキシコシティー五輪マラソン銀メダルの君原健二さんです。
66歳だそうですが、背筋がしゃんとしてアスリートの風格があります。
現役選手のようなオーラこそ出ていませんが、ひと目で一般人とは異なるものがありました。

なおこの大会は盲人マラソン大会にもなっていて、君原さんも伴走されるようです。
このほかにソウル五輪マラソン銀メダリストのダグラス・ワキウリさんや、采谷さん、中山さん、花田さん、それに有森さんなど多数のゲストがいらして、伴走をされるようです。
有森さんは開会式あとの準備運動の、ストレッチの指導をしていました。
ワキウリさんはスタート地点近くで会いました。挨拶をしたら、ちゃんと返してくれました。
SB時代に「日本人以上に日本人らしい」といわれた礼儀正しい方はいまでも代わらないようです。
このところ、LSがいつもテント持参で来てくれるので助かります。
大規模な市民マラソン大会で問題となるのは、必ず「荷物預かり」と「仮設トイレ」です。
この大会はコインロッカーも多数用意されていて、たいへんに好感を持つことができました。荷物預かり所もシャワーもあります。
われわれが着替えてアップしている頃にとなりのシートの人たちに
「すみませんが、荷物預かりが混んでいるので、いっしょに置かせてもらえませんか?」というおじさんがいました。
会場アナウンスで「巧みに言い寄ってくる置き引きが多発しています」と何度も繰り返し注意を促しているところでしたので、隣のシートの人も、
「仲間が何人もいるし、自分だけではなんともいえない」といってやんわりと断っていました。

おじさん、俺たちみたいに早くくれば、なんにも問題ないんだよ。
LSが4週間まえに荒川の大会のときに買った靴。
NIKEだが、かなりよいもののようだ。
「大会でしか履かない」といっていた。

なお今日の大会前に、ワタクシもLSも靴を一足買いました。
この初夏の気候の中、きょうもLSは着ぐるみです。
厚い生地で、長袖長裾。
季節が異なるので被りものは「トナカイ」ではありません。
きょうは「犬」の帽子です。これも大きく厚く、重い。
これでよく42.195キロを走りきることができるものです
東京マラソンの時も荒川マラソンの時も、これでサブ3.5ですからね。
スタート地点近くの看板。
10マイルの部が10分早くスタートし、うしろに控えていたフルの部のランナーが前に詰めて行きます。
10マイルのスタートの時にはフルの人数も少ないので、5時間のゾーンにいるであろう「ゲーリーさん」を探しに行っていました。
申告タイムのゾーンに戻ってくると、どんどん人間が増えていき、前の方に行くことができません。
おいおい、話が違うじゃねえか。
結果、これがのちほどかなり響いてくるんだな。
たいへん分かりにくいかもしれませんが、タイムゾーンのプラカードの下に、「ニャーズ」と「プーさん」の風船が見えます。これが4時間のペースセッターです。
ペースセッターは5時間にもいます。
知人ではありません。タダ単に「毛」のレプリカユニ着ていたので撮っただけです。
この4時間何分後のことですが、フィニッシュ後に「鴎」のレプリカユニ着たアベック(死語)ハケーン! 「ワタクシ、猫ファソです(なぜか野球の話になると2chネラー言葉になってしまっている)。昨日の試合はコバスコ劇場になっちまいましたなあ。わっはっは。」
「その試合、見に行ってました・・・」
彼、きのうの試合が勝っていれば、10分ぐらいは記録がよかったかもしれません。
さて、スタート地点に並びますが、最前列ははるか向こうです。
後方にもたくさんのランナーさん。
ことしは過去最高の参加者とのことです。
2月に開催された東京マラソンのあとにもまだ申し込み受付けをしていたので、走る喜びや楽しみの味を分かってしまった人が多数申し込みをしたという話です。
この大会は国内で五番目に参加者数の多いフルマラソン大会ということです。
「東京」「NAHA」「荒川」あと関西か九州に大きい大会があるようです。
スタートの合図に昼花火が打ち上げられます。
参加者の多数いる大会では号砲など聞こえないし、これはよい試みだと思います。
スタートしてからスタート地点まで4分近く歩きますが、その間に「KCさん!ようやく会うことができました。」と声をかけてくる方がいました。
ブログでお会いしています「ゲーリーさん」です。
HPを拝見していると、初期の頃はお写真をかなり入れていましたので、そのイメージでいたのですが、実際にはけっこうスリムに感じました。

ワタクシの発言に影響されたようで、アヒルの帽子のようです。
しばらく並走していましたが、スタート地点通過後は、
「気温も高いし、記録は狙わず、楽しんできましょう」といって分かれました。
そう、きょうはこの混雑だし、ネタに徹した方がいいかもしれない。
けど、暖かいので逆にはじめからエンジン全開になっちゃうんだよね。こういうときほど気をつけなくてはいけないのに・・・
ちなみに、リザルトに出ていましたが、スタート時の気温14度、湿度51%。両棲類のワタクシ(高温多湿が好き)にとってはもっと湿度が高いぐらいのほうが好条件かもしれない。
しばらく渋滞でマイペースで走ることができないので、写真撮影に走ります。
この覆面さんをうしろで確認してからカメラを準備し、抜いたあとは背走しながら(得意なんです)撮影しました。
彼はワタクシの姿を見て、
「こっちが撮影したぐらいなのに・・・」といっていました。
市内ではお祭りのように山車が出て、少女たちが舞踊を披露してくれます。
走って通り過ぎるのではなく、ゆっくりと楽しみたい風景です。
県南一の都市だけあり、お祭りも賑やかなのでしょう。山車もなかなか立派なものです。
名簿を見ても確認できなかったので、きょうはきていないのかと思っていたのですが、うしろから見て彼の格好をしているランナーさんがいたので、隣に並ぶと
「あれ?、こんちは」
そう、「たいがーますくさん」に間違いありません。
2月の青梅ではお会いすることができませんでしたが、 深谷、荒川に本日とひと月半で三度お会いしています。
きょうのコスチュームはノースリーブのようです。
高温多湿だと被り物ランナーはたいへんです。「きょうは給水が命だね」といってました。
2キロ地点ぐらいですが、ここで先に行きます。
登り坂を使って遅いランナーを抜いていきたいのですが、渋滞しちゃってどうしようもない。来年は30分ぐらいサバ読んだところに並ぼう。
10キロを過ぎ、安定してきたところで周りを見渡すと、こんな恰好の方がいます。
男性です。
脚部を見れば、鍛えられた足ということが分かるでしょう。
走りもしっかりしていて、かなりのランナーさんとお見受けします。
目立つので、ほかのランナーさんから
「失礼ですが、どれぐらいでゴールされる予定ですか?」と聞かれ
「私ですか?」と何度もやり取りをしたあと
「四時間で入れれば、と思っていますが」と答えていました。
実際、この頃はキロ当たり5分10〜20秒ぐらいのペースですので、この先もこれを維持すれば3時間50分以内にゴールできます。
尋ねた方は
「それではあなたについていきます」と言っていましたが、金髪ランナーが本物の女子だとすると、ストーカーですな。

なお、きょうお見かけしたパフォーマンスランナーでは、
サルの着ぐるみ二匹、本物の女性チアリーダー、メイド(性別不詳)、などなどいました。思い出したら追加しときます。
追い抜きざまに撮影をすると、こちらの姿を見ていい笑顔。
どういう方かたといいますと・・・
「ドラゴンボール」の恰好をされた方です。
先ほどの写真で笑っていたのは、わしが追い抜くときに
「カメ、ハメ、ハーッ!!!」とやったからです。

ワタクシも背走して撮っているんだが、この頃はよほど元気だったんだな。
ほかのランナーさんの走りを見ても、たいへんに軽やかなところがよく分かります。
アップダウンを繰り返し、中間地点が近づいてくると、こんなお城が見えてきます。

右に「ARFA」とプリントされたコスチュームのランナーさんが見えますが、この方とは40キロぐらいまでずっといっしょでした。
その手前の青いコスチュームの女性ランナーさんは力強い走りをしていましたが、そのあとは見ませんでした。ワタクシより早かったんだろうな。
23キロ〜38キロぐらいまでこの大会の名物となっている私設エイドが続きます。
霞ヶ浦沿いのれんこんや米を作っている農家の方たちのボランティアなんでしょうけれども、経済的にもこころの面でもたいへんに豊かなところと思われます。
ワタクシはフルを走ると25キロ〜35キロがいちばんきついのですが、そこでたいへんに暖かいおもてなしを受けると本当にうれしい。
お遍路さんの「お接待」に通じるものがあるのでしょう。
以前どこかでも書きましたが、ワタクシは給水の紙コップは用意されたゴミ袋に捨てるし、持参の飴などの袋はポケットに入れるようにして、けして道路に散乱させるようなことはしません。
以前はトップランナーの大会を見ていて、「コップは走りながらかっこよく投げ捨てるものだ」と思っていましたが、自分が走るようにあり、ボランティアの方々の献身的な姿を見ていると、そんなことはとてもできません。
沿道で声援を送ってくれる方々にもできる限り「ありがとう(余裕があればもっと派手なパフォーマンスで感謝の意を表します」と応えるようにしています。

23キロあたりですぐに梅干しを取りましたが(書いていても唾液が出てくる)、こういう日には塩分もきちんと摂らないと水分も摂れなくなります。それにクエン酸だし、たいへんにうれしい。

写真は34.5キロにあった組合みたいなところのエイドです。
ものすごい人だかりで、とても人気があることろなのでしょう。ワタクシもほとんど歩いているようなところだったので、立ち寄って休憩です。
湯飲み茶碗に温かいお茶、れんこんの煮しめ、おにぎり。いやー、これはうれしい。しっかり立ち止まっておにぎりを食べ、ビデオカメラを回し続けているおやじさんと話し込んできました。
ここに立ち寄るだけでも、この大会に参加する意義のあるというものです。
38キロぐらいかな、エイドにこんな方がいらっしゃいました。
ランナーより目だってどうする!カメラを向ければ、しっかりポーズしているし・・・。
そういや、15キロあたりだったか、学ランに超リーゼントの男性がいたな。「気志團(こんな字だっけ?)をやりたいのかな。ツイスト踊っていたし。
で、けっきょくはこうなる・・・。
「銀座から来たんだよ〜」なんてお姉さんたちはおっしゃっていましたけどねぇ。ワタクシは
「いや、こりゃ料金が高そうだな」ってしゃべりました。
それにしても肩に回した左手がビミョーに遠ざかっていますな。
そのすぐあとに、こんな光景が。大事にいたらなければよいのですが。

不謹慎かもしれませんが、右のライムグリーンのシャツは、例のナイキのシャツだな。
本日はずいぶんと見ました。
39キロ地点は賑やかだった。
この方は、大阪の「引っ越せー」おばさんのように、大きな声でずっと声援を送っています。
「ここから、残りは、3.195キロ。がんばーれ、がんばーれ」とリズムをつけて野球の応援のように声援を送ります。
こういう方のためにももう歩くことはできない。
しかし、見えなくなってから歩きましたが。
R354にもうじき出るぞ、というところでこんな旗が・・・。
分かる方には分かるのでしょうが、なんと
「国労」と書かれているのです。
その字を見せるために、あえて写真を横向きにしています。
40キロで彼に並ばれ、フィニッシュでは100mぐらい離されたでしょうか。
でも競技場近くまで彼と並走したおかげで、なんとか残りの2.195キロはキロ6分で走りきることができ、荒川の記録を上回ることさえ絶望的だったのですが、なんとかこれをクリヤすることができました。持つべきものは良きライバルです(パフォーマンスでも)
とりあえずは敢闘を祝して記念撮影。
きょうはパフォーマンスランナーには厳しい陽気で、知っているランナーさんは軒並み玉砕のようでした。
いったんシャトルバスで駐車場まで戻り、LSの自家用車で市内に戻ります。
これからスーパー銭湯で汗を流します。
今日の大会は「スーパー戦闘」という誤変換がぴったりかもしれません。
ドラゴンボールさんや、たいがーますくさんのような格闘家は特にそう思うことでしょう。
07年04月16日初稿
07年04月19日第二稿







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送